主訴:頸部~両肩にかけての鈍痛、倦怠感。産後の骨盤矯正。
背景:出産後に疲れやすいなどの変化を感じるようになり、育児などの疲労が重なり肩こりに悩むようになった。
触診:僧帽筋中腹にあたりに強い瘢痕を蝕知。肩甲骨内側縁周囲にも同様に瘢痕を蝕知した。胸腰部のROMの進展域は減少傾向にあり、上肢の挙上動作にも影響を及ぼしている。
検査:ROM計測、スケールを用いてのVAS法での評価
考察:出産後の体質変化に合わせ、新生児の育児が始まるなどの生活習慣の変化が疲労をもたらし痛みを感じるようになったと考える。
治療:固くなってしまった頸部から背部の筋肉に温罨法、筋膜リリースを行う。4回目の施術時にはVAS法での評価が4となったので、背骨の運動性を促すために胸椎の徒手矯正(チェスタードロップ)を行った。7回目の施術時からは再発予防をテーマに運動療法をスタート。自宅でもストレッチ等に取り組めるように生活習慣の指導を行った。
健康保険の適用は一定のガイドラインが存在するため、どのようなケースでも健康保険が適用されるというわけにはいきませんが、岡本屋では健康保険の枠から外れてしまった場合でも質の高い施術が提案できるように自費での施術を充実させています
今回のトラブルは慢性疼痛ということもあり、患者さんにご理解を頂き健康保険を使わない自費での治療となりましたが、その甲斐があってか状態の改善も順調に進み、患者さんにお喜びいただくことができました
私も家内と二人三脚で5人の子を育てながら生活してきましたので、子育てというものがどれだけ大変な作業であるかというものは痛感していますが、子供たちが成長して昔ほど手がかからなくなるとそれはそれで寂しく感じる事もあるので不思議なものです。今後の娘さんとの生活がご家族にとって貴重な時間になることは間違いありません。どうぞご家族みなさまでお幸せにお過ごしください