まだ、痛みはありますが、肩の動く範囲はとても広くなりました。四十肩で悩んでいる人は岡本先生にお願いするといいと思います。
主訴:右肩関節前面の疼痛及び運動痛。
背景:2024年8月から肩の痛みで整形外科を受診。注射、投薬治療と併用してリハビリテーションを開始するも状態は改善しなかったため、友人の紹介により来院した。
触診:右肩関節前面に強い圧痛を確認。上肢の運動に伴う痛みは強く、肩関節の可動域は全域に渡って狭小化を示す。特に腕を横から上げていく動作の痛みは強く、100°以上は上げる事ができない。
検査:ROM計測、スケールを用いてのVAS法での評価
考察:背中の筋肉の緊張が高まり、肩甲骨の運動性を阻害。肩甲上腕リズムの乱れを招き、上腕骨前面にストレスを加え、周辺の筋群に炎症反応を示したものと考える
治療:初回から3、4回目の治療までは痛みのコントロールに主体を置き、上半身の筋膜リリースを試行。痛みのコントロールができたのちに、肩甲骨の運動性の確保をテーマにストレッチポールを用いた運動療法、徒手による背骨のモビリゼーションを試行した。
今回の施術では整形外科との兼ね合いもあり、完全自費の治療を提案させていただきました。背部の筋肉の緊張が大変に強く、いかにしてその柔軟性を獲得するかが最大のテーマになりましたが、思いのほかに施術も順調に進み、患者さんにご満足いただけたことを嬉しく思います。
肩のトラブルというと『四十肩』というキーワードを思い浮かべる方もおみえになるかもしれませんが、確かに肩のトラブルに悩むのは40代以降の世代に多いのですが10代や20代などの若い世代でも十分に起こりうるものであるため、十分な注意が必要です。
原因としては筋肉の変性や猫背、背中の筋肉のコリなどによって肩甲骨の運動性が低下したことによるものと考えられるため、治療では肩甲骨の運動範囲を広げていくことが大きなテーマとなります。
痛みの本質を知れば、正しい治療につながります。ご自身の肩の痛みの原因はどこから来るのか?まずはここから始めましょう