相性もあるんだろうけど私は岡本屋に来てよかったよ。肩こりが気になる人は一度先生にお願いするといいよ
主訴:頸部~両肩にかけての鈍痛、頭痛。
背景:もともと肩こりの自覚があり、様々な治療所で施術を受けていたが数日前から頭痛にも悩まされるようになり、友人に紹介されて来院した。
触診:右肩甲骨内側縁に強い圧痛を確認。生活習慣のためか背骨の湾曲が強く、いわゆる猫背の様相を呈していた。胸腰部を含めた上肢のROMは狭小化の傾向を示し、関節の動きに伴う運動痛を随所に訴えた。
検査:ROM計測、AIを用いての姿勢判定、スケールを用いてのVAS法での評価
考察:猫背の傾向が強く、背骨が上半身を適切に支えることができないために頭部のポジションが不安定なものとなり、頸部周辺の筋肉が無用に緊張し、肩こりを招いているものと考える。頭痛はその強い筋緊張の影響だと思われる。
治療:カウンセリング時に猫背の傾向が強く感じられたために、肩こりの治療と猫背の改善プログラムを並行して進めた。初回から3回目の治療までは温罨法と筋膜リリースを主体に頸部周辺の筋肉のコンディションの調整に努め、4回目以降からは背骨の運動性の確保をテーマに矯正、運動療法を付加させることとした。
今回の施術は背景に猫背の存在が強く感じられたために、肩こりの施術と並行して猫背の改善プログラムを提案させていただきました。実は肩こりと猫背の関係性は深く、岡本屋に肩こりで来院される方のほとんどは背中が丸くなっている、いわゆる猫背の状態を呈しています。
猫背のデメリットは大変に多く数え始めればキリがありませんが、最大のデメリットは背骨と頭部の正しい位置関係が崩れ、重心感覚の乱れを体内に及ぼしてしまうことだと思います。単純な話、背骨の真上に頭が位置していれば無用に筋肉を使うことなくバランスを保つことができますが、頭の位置が背骨より前に出てしまうと、体内での重心が乱れ、それを補うために背中の筋肉を使って頭を背骨の方にひっぱりあげる動作が必要となり、最終的にはそれらの動作が積み重なって肩こりを招いているのです。そのため、肩こりの施術を行う際は固くなった首や肩の筋肉を緩める事も大切ですが、同時に猫背の改善を行わなければ解決には至りません。
感想をいただいた時にはまだ100点をいただく事はできませんでしたが猫背の改善がかなえば、長年の肩こりも必ず解決できるはずです。解決できるその日までしっかりとお手伝いさせていただきます。