名古屋市南区 接骨院岡本屋 柔道選手とスポーツ障害

柔道選手とスポーツ障害

柔道は投げ技や寝技、締め技など様々な技術を駆使して勝敗を競うスポーツです。その競技性から試合や練習中では相手選手との接触も多く、投げたり投げられたりと体の各部位に大きな負荷が強いられるため、他競技に比べ柔道競技はスポーツ障害を招きやすい傾向にあると考えます。なかには頭部や頸部への衝撃により死亡例や四肢麻痺といった重篤例も報告されており注意が必要です

スポーツ障害は選手のパフォーマンスに大きな影響を与え、場合によってはキャリアを左右することもあるため、柔道におけるスポーツ障害の理解と対策は選手の健康と長期的な競技生活において極めて重要になります。

柔道選手に多いスポーツ障害

柔道選手がよく経験するスポーツ障害としては、肩の脱臼、膝の前十字靭帯損傷、打撲や捻挫などがあげられま。

  • 肩の脱臼:肩関節はその自由度の高さから様々な運動パターンを再現することになりますが、関節の安定性の大部分を周辺の筋肉に頼るため、何かのはずみで関節が外れてしまう事がよくあります。特に柔道では相手を投げたり投げられたりする動作が多く、肩には大きな負担がかかるため、ケガをしやすい部位でもあります。肩の脱臼は場合によっては再発例が多く、慢性的な問題になることもあります。
  • 膝の前十字靭帯損傷:足技や急な方向転換、投げ技を受ける際など、膝に過度なストレスがかかる状況で発生します。ACL損傷は、膝の不安定感や痛みを引き起こし、競技に大きな影響を及ぼすため、手術や長期のリハビリが必要になることもあります。
  • 打撲や捻挫:柔道では、試合や練習中に体の各部位に打撲や捻挫を負うことが頻繁にあります。これらの怪我は、激しい接触や転倒、技の失敗などが原因で発生します。特に足首や手首、肘、膝などが打撲や捻挫を起こしやすい部位です。これらの怪我は短期間で回復することが多いですが、繰り返すことで慢性的な問題になることもあります。

予防とケアの重要性

 スポーツ障害を防ぐためには、日々のトレーニングや試合において以下の点を意識することが重要です。

  • 適切なウォーミングアップとストレッチ:柔道の練習や試合の前には、十分なウォーミングアップとストレッチを行いましょう。筋肉や関節の柔軟性が向上し、怪我のリスクを減らすことができます。
  •  正しい技術の習得技術の未熟さは、怪我の大きな原因につながります。指導者の方のアドバイスを仰ぎ、正しい技術を習得し、怪我の予防に努めましょう。
  • 休息とリカバリーの重要性過度な練習や試合による疲労蓄積は、怪我の発症リスクを高めます。適切な休息や栄養価の高い食事などで体力を十分に回復させ、怪我を防ぎましょう。

リハビリと治療方法

怪我を負った場合、早期の治療とリハビリが重要です。

  • 怪我からの回復プロセス:怪我をした場合には、まずは医師の診断を受け、適切な治療を行うことが大切です。軽度の怪我であれば、アイシングや圧迫などによる応急処置が有効です。
  • リハビリテーションの基本リハビリテーションは、怪我からの回復を早める必要不可欠なプロセスになります。柔道整復師や理学療法士、スポーツトレーナーなどと協力し、段階的にリハビリを進めましょう。スポーツの特性を理解し、柔道に適したリハビリプランを作成し、筋力強化や柔軟性の向上をめざします。
  • 専門医との連携:手術が必要な重度の怪我の場合は、専門医との連携が必要になります。術後は医師の指示に従いながら、リハビリを進めることが大切です。

まとめ

柔道は魅力的なスポーツですが、その激しい動きに伴ってスポーツ障害の発症リスクの多いスポーツでもあります。しかしながら選手自身が怪我の予防やケアについての正しい知識を持ち、日々のトレーニングや試合に取り組むことができればスポーツ障害の発症リスクを抑える事もできます。長く柔道を楽しむために、怪我を予防する対策をしっかり行いましょう。

2024年7月30日

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