腰の痛み

腰椎捻挫(ぎっくり腰)

なんらかの動作がきっかけになって、急激に腰痛が出現するものをいいます。

< 原因 >
背骨どうしをつないでいる関節(椎間関節)、背骨と背骨の間の軟骨(椎間板)などが痛みの発生部位と思われています。瞬間的な力のストレスがこれらの部位に作用し、なんらかの損傷を引き起こすものと考えられます。

< 症状 >
痛みはほとんど腰に限られていて、強い痛みのために体を動かすことが非常に困難になります。大抵は痛みのきっかけがはっきりしているのが特徴です。

< 検査 >
X線撮影検査では特別な異常は発見できませんが、別の病気ではないことを確認する必要があります。

< 治療 >
痛みがとれやすい体勢で、できるだけ安静にします。動くときはコルセットを必ず着用し、腰に負担のかかる無理な動きを避けるようにします。痛みの強いうちは入浴を控えます。痛みがとれてしばらくしたら腰痛体操を毎日実行すること、また腰に負担の少ない姿勢を工夫して実践することが再発予防にとって必要です。

運動器ひとくちコラム

●運動器の仕組みと働き【脊椎】

背骨(脊柱)を構成している骨を脊椎(椎体)といいます。脊椎は、7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎、1個の仙椎、2,3個の尾椎で構成されています。脊椎と脊椎の間に椎間板という線維性の軟骨があります。椎間板は強い弾力を持ち、脊椎の衝撃を和らげ、脊椎の屈伸運動や体の支えに大きな役割を果たしています。また、脊椎の後方には脊柱管という孔があり、ここを脊髄が通っています。脊髄からは手足に行く神経が枝分かれしています。

2022年10月17日

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