肩の痛み

肩関節脱臼

一般的に”肩が外れた”とよく表現しますが、肩甲骨と上腕骨との連結部(肩関節)の脱臼を言います。細かく分けると肩関節脱臼には脱臼する方向・場所によって7種類に分類されますが、前方脱臼が最も発症しやすいです。

原因 

ほとんどは転倒などのケガが原因となりますが、はじめから関節がゆるいために脱臼しやすくなっていることもあります。また、てんかんなどのけいれん発作時に、異常な筋肉のけいれんによって肩がはずれることもあります。

症状 

前にはずれる前方脱臼がもっとも多く、次いで下にはずれる下方脱臼後ろにはずれる後方脱臼があります。関節にゆるみがある場合は、はずれても簡単にもとに戻る感じがあります。また、亜脱臼といって完全な脱臼ではなく、はずれかかった状態でも同様のことがあります。ケガで脱臼した際には、肩関節の骨折を伴うこともあります。さらに特徴的な症状として、「三角筋」という肩の先から外側につく筋肉の膨隆(ふくらみ)の消失したり、肩峰という肩の先の尖っている部分突出などが見られたりします

検査 

X線撮影検査、関節造影、CT、MRI、関節鏡検査などがあります。

治療 

ほとんどの脱臼は、麻酔を使わずに治す(整復)ことができます。しかし、ときには麻酔を必要としたり、さらに手術を行う場合もあります。とくに、脱臼してから長時間たっている場合は手術が必要です。はじめて脱臼したときの処置が非常に重要になります。整復後に一定期間、きちんと肩を固定することで、習慣性脱臼(外傷歴などが無いにもかかわらず繰り返し脱臼すること)を予防することができます。

岡本屋で治療するなら

肩を脱臼した際、肩周囲の筋肉や靭帯等の軟部組織を痛めている可能性が高いです。そういった損傷や炎症を治す為にも肩関節の固定を施します。炎症が治まったら、運動療法に切り替えていきます。肩関節は一度脱臼をすると再発率がとても高いです。再脱臼を防ぐために肩関節を覆っている筋肉の強化を運動療法でご提案させて頂きます。

  • 肩関節の炎症や周囲の軟部組織の損傷悪化を防ぐために、肩関節の固定を行います。
  • 再脱臼を防ぐために運動療法を行い、肩関節を構成する筋肉の強化を行います。

2022年10月15日

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