肩の痛み

手関節捻挫

手関節周囲にある靭帯や腱を損傷することで、損傷の程度によっては手首の軟骨を損傷することもあります。TFCC損傷(三角繊維軟骨複合体損傷)ともいわれ、バトミントンやテニスなどの繰り返し手首をねじる動作をするスポーツ選手によく起こる症状です。尺骨の突き上げ症候群という病気を併発することもありレントゲン撮影をし骨の並びに異常(尺骨が橈骨よりも長い)がないか確認します。

<原因>
原因としては、手をつく、手をひねる、またテニスなどのスポーツ動作などによって手に大きな力が加わると発症します。他にも転倒時の手首の過伸展した状態で手をつくなどでも発症します。加齢に伴て靭帯・軟骨が損傷することもあります。

<症状>
損傷の程度によっては傷めたところが腫れたり、熱を持ったりします。軟骨損傷を合併している場合手首をひねる動作でも痛みがでます。痛みや腫脹がでていると手首の可動域が制限されます。捻挫というのは、3段階の損傷程度に分けることができ、1度だと靭帯が伸びること、2度が部分的に靭帯断裂していること、3度が完全に靭帯断裂した状態のことです。

<検査・診断>
まず痛めた原因を把握したのちに、レントゲンを撮り骨折の合併の有無を確認します。その後、どこの靭帯を痛めているのかを確認するため手関節周辺の靭帯を押したり、TFCCストレステストやDRUJ不安定性テスト(遠位橈尺関節不安定性テスト)、ファーレンテストをし痛みの有無を確認します。必要であればMRIやCTを撮ってもらいます。

<治療>
冷却しサポーターやテーピングによる保存療法により数か月で治療します。保存療法で軽減しない場合には手術療法が検討されることがあります。

運動器ひとくちコラム

●筋肉系
主に骨格に付随して骨格の運動をつかさどるので骨格筋ともいわれますが、また、皮膚や内臓の運動もつかさどります。皮膚筋が、表情や発声、嚥下、排便、眼球運動などを行うとき、その運動を支持する多数の協力筋と、その反対の運動をする拮抗筋によってはじめて骨格の運動として表現されます。

2022年11月8日

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