変形性ひざ関節症
軟骨が何かしらの原因によってすり減ってしまい、骨と骨とがぶつかり合う事で関節面が変形し痛みを生じている状態を指します
原因
体重の増加や加齢に伴い、症状が出ることがあります。遺伝する場合もありますが、女性に多くみられます。
また、筋力の低下や過度の運動、外傷により症状が出ることもあります。
症状
初期症状としては歩きはじめなどの動作開始時の痛みが主ですが、変形の進行と共にひざ関節の運動全般に渡って痛みを伴うようになります
下肢のアライメント不良(O脚等)が目立つようになり正座や階段の昇降に困難を呈するようになります
検査
MRI検査やレントゲン撮影などの画像診断で変形の進行度を計ることができますが、視診や触診などで関節の動きや痛みの箇所をある程度把握することができます
治療
関節置換術や骨切術などに代表される外科的治療、関節内へのヒアルロン酸注射や消炎鎮痛剤を用いる薬物療法、体重の減少や筋力増加をテーマとする運動療法が選択されます
岡本屋で治療を行うなら
岡本屋が変形性膝関節症の治療を担当する場合には、まず最初に行うことは変形の程度の確認です。
一度変形してしまったものを元の形に戻すことは非常に困難な作業となるので、初回の施術で保存療法でどの程度まで改善できるかを見極めます
- 徒手検査で痛みの部分を明確にし、高周波と用いたハイボルテージ治療を行います
- 膝関節の運動をスムーズに行うために、筋膜リリースを行います
- 股関節や足関節の運動療法を行い、膝の屈伸がスムーズに行えるようにします
- 運動療法を用いて足趾の力を取り戻し、重心感覚の改善に努めます
運動器ひとくちコラム
●進行性筋ジストロフィー症
筋肉自体に変化を起こし徐々に進行する遺伝性の病気で、障害される筋肉の部位によりいくつかのタイプに分けられます。0歳~30代に発症し、歩行開始が遅い、転びやすい、走るのが遅い、寝ている状態から立ち上がるのが困難などで気づかれます。血液検査でも分かります。現在のところ根本的な治療法はなく、筋肉を維持するためにリハビリテーションを行います。