肩の痛み

上腕骨外科頚骨折

転んで手を伸ばしてついたり、直接肩を打ったりして発症します。上腕骨外科頸骨折(上腕骨の肩に近いところ)は高齢者4大骨折の1つで女性の骨粗鬆症の人に多く発生します。骨折に伴い神経圧迫をし三角筋麻痺をおこす場合があります。

原因 

介達外力(転倒時に肘や手を衝くこと)での発生が多く、直達外力(肩を衝いて転倒したとき、または三角筋部を強打すること)での発生はまれです。受傷時の上肢の肢位によって外転骨折または内転骨折になる。

症状 

肩関節は血腫のため強い腫脹がみられる。脱臼時にみられる三角筋の膨隆部消失は認められない。皮下出血斑は経過とともに上腕内側部から前胸部に出現する。骨折線が噛合骨折することが多いので、異常可動性と軋轢音を確認できないことがある。肩関節の自動運動は制限されます。外科頸部の限局性圧痛が著明です。

検査・診断 

レントゲン撮影で診断が可能ですが、治療法を決めるには、骨折の転位程度の評価が重要になり、CT検査が有効です。

治療 

転位のない骨折は、保存療法が適応であり、三角巾などで固定し、臥床、起床動作時に肩関節を安定させるため、バストバンドなど体幹に固定します。機能障害防止のために肩関節運動を制限しながら早期に等尺性収縮運動を開始し、徐々に負荷を掛けた運動を行い、経過をみながらコッドマン体操、棒体操、滑車運動などを積極的に行います。

岡本屋で治療を行うなら

上腕骨外科頚骨折では手術が基本となるため岡本屋では後療法を担当します

・固定後は拘縮がみられるため温熱療法を行い改善を図ります

・筋力の低下も見られるためEMSを用いて元の筋力まで戻します

・ストレッチを行い日常生活に支障が出ない様可動域を確保します

気になる病気ひとくちコラム

いびき
いびきは、就寝中に鼻やのどの気道が狭くなり、そこを空気が通るたびに、笛を鳴らすように音をたてるものです。健康な人でもいびきをかきますから心配ないことが多いのですが、なかには病気が原因となっている場合もあります。軟口蓋(喉の奥のやわらかい部分)の筋肉がゆるんだり、アデノイド(咽頭扁桃の肥大)があるといびきをかきやすくなります。睡眠時無呼吸が起こる人もいびきをかくことが多いようです。ケースによりますが、軟口蓋やアデノイドを切除し、気道を広げる治療を行うこともあります。

2022年11月26日

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