肩の痛み

リトルリーガー肩

リトルリーガー肩とは活動量の旺盛な10~15才の成長期の世代に好発することの多い肩部周辺の痛みです。繰り返しの投球動作などがその要因となることからリトルリーガー肩との通称となっています。

< 原因 >
繰り返しの投球動作等により肩部周辺に過度の負担がかかり発症します。投球動作時におけるフォロースルー期(ボールが指から離れて腕が振りおろされるまでの過程)での上腕骨に加わるんねじれと張力の過剰なストレスが原因と考えられています。

< 症状 >
投球動作時の痛みが主訴になります。ですが、痛みを感じる動作や部位などは一定せず肩全体に存在することが多いです。急性期(けがをした直後)には熱感も見られます。

< 検査・診断 >

< 治療 >
断裂の程度により手術療法、保存療法が選択されますが、どちらを選択するにしても治療成績はおおむね良好なものが多いです。しかしながらどちらの治療法を選択しても再受傷のリスクを考えて、ある一定期間はスポーツ活動の中止が求められるため治療に対する理解が必要になります。保存療法を選択する際には爪先を下に向けた肢位でのギプス固定を行った後に、スポーツ現場の復帰を目標に筋力向上、柔軟性の獲得をテーマにリハビリを行います。

気になる病気ひとくちコラム

●成分輸血
赤血球は骨髄でつくられて末梢血に入り、約120日間流血中で生活します。その後、寿命が尽きると主として脾臓で破壊されます。このようにして、健康な人でも毎日約1%の赤血球が失われていますが、骨髄では常に新たに赤血球をつくり出しているので、健康であれば赤血球数はほぼ一定しています。さらに骨髄はたいへん予備能力が大きく、なんらかの要因で赤血球の需要が増えると、通常の6~8倍の赤血球をつくり出すことができます。そのため、出血などで多少の赤血球が失われても、すぐに補充されるのですが、大量の出血やなんらかの原因で赤血球の破壊が異常に亢進して、過剰に赤血球が失われた場合、あるいは骨髄の機能低下や、造血に必要な物質の不足で、必要なだけの赤血球がつくられないと貧血が起こります。

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