腰の痛み

脊椎圧迫骨折

転倒して背中を強く打った場合や高齢者が転倒などで尻や背中を打ったときに背骨が押しつぶされて骨折した状態を指します。

< 原因 >
骨がもろくなっている状態(骨粗しょう症)で、しりもちをついたりして背骨に圧迫が加わると比較的容易につぶれてしまいます(圧迫骨折)。若い人でも協力な外力が加われば同様の骨折を生じることがあります。

< 症状 >
安静にさえしていれば骨折部の痛みは感じることはありませんが、体を動かそうとする際には激しい痛みに襲われます。とくに寝起きはつらくて起き上がることが容易ではありません。

< 検査 >
X線撮影検査で骨折の状況を正確に知る事ができますが骨折部に一致した限局性の痛みを確認できれば、ほぼ確実に最近の骨折だと判断できます。ただし、骨がもろくなるほかの病気もありますから詳しい検査が必要な場合もあります。

< 治療 >
骨粗しょう症が原因で起きた場合はコルセットの着用(装具療法)等で治りますから必ずしも入院は必要ありません。青壮年期の場合はごく軽症な例を除き、入院をして整復治療を行い正常な背骨の配列に戻すようにします。背骨の破壊が高度であれば、手術療法で固定する必要もあります。

運動器ひとくちコラム

●運動器の仕組みと働き【筋肉】
筋肉は、骨格の周りにある骨格筋と、内臓のまわりの内臓筋に分けられます。からだを曲げ伸ばしするときに使われるのは骨格筋です。骨格筋は、両側の腱に接続している多数の筋線維で構成されています。筋線維のなかには筋原線維がつまっています。筋原線維は太い線維(ミオシン)と細い線維(アクチン)の二種類のタンパク質でできていて細い線維の間にすべり込んで、筋肉の収縮が起こります。

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