足が痛い

鵞足炎

鵞足(がそく)と膝の内側下方の脛骨の周囲に炎症が生じる病気です。鵞足とは脛骨の内側(膝から5~7cmほど下)に位置し、縫工筋、半腱様筋、薄筋と呼ばれる3つの筋肉の腱が付着する部位のことを指します。膝の屈伸、膝から下を外側に捻る動作のある運動を継続的に行ったりするアスリートやx脚(外反膝)の傾向の強い人に好発します。

< 原因 >
鵞足は動作負荷が集中しやすい構造になっており、膝の繰り返しの屈伸動作、運動する際のフォームや方法が不適切だったり、準備運動・ストレッチ不足などの際に負荷がかかってしまい炎症がおきます。x脚の人でも膝が内側にはいっているため常に負荷がかかっている状態となり、炎症がおきやすくなっています。

< 症状 >
主な症状は痛みです。鵞足部に圧痛や運動後に痛みが出たり、痛みだけでなく腫れを伴ったり熱を持ったりすることもあります。重症化すると、安静にしていても鵞足部に痛みがでます。

< 検査・診断 >
レントゲン検査で変形性関節症、疲労骨折の有無を確認していきます。MRI、超音波検査では軟部組織の腫脹・炎症などを観察して診断します。

< 治療 >
炎症を止めるために痛み止めを投与や消炎鎮痛剤の塗布によって痛みをしずめ、アイシングによって炎症による熱感を取り除きます。ある程度、炎症と痛みをおさえたら、大腿後面のストレッチ、太ももの内側の筋肉のストレッチを行います。

気になる病気ひとくちコラム

●院内感染
病院内で発生する感染をいいます。病院は、病気を治す施設であると同時に、多種多様な病原体が存在する場所でもあります。しかも病院を訪れる多くの患者は感染に対する抵抗力が弱っている為、感染は十分に起こり得ることです。院内感染には、交差感染と自己感染とがあります。交差感染とは、患者や院内職員、あるいは見舞客などが保有する病原体が、他の人に感染することです。直接の感染以外に、注射針などの器具を介して感染するケースもあります。自己感染は内因感染ともいい、自分自身の皮膚、口腔、鼻腔、腸管、膣などに常在している病原体が、皮下、粘膜下、対空などのい入って感染を起こすことです。たとえば、腸の手術後におこる腹膜炎や尿道カテーテル使用中に起こる膀胱炎などのほとんどは自己感染です。

2022年11月26日

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