肩の痛み

肩こり

< 原因 >
頭を支え、腕を持ち上げるはたらきをする筋肉の疲労からくる症状です。首から肩、肩甲部にかけて痛みや頭痛などが出現します。

< 症状 >
頭痛、首の痛み肩から背中にかけての重苦しさ、吐き気など、多彩な症状がみられます。また、腕から手指にかけてしびれることもあります。下を向く姿勢が続くと症状が悪化します。

< 検査・診断 >
検査上ではとくに異常は見つかりません。しかし、脳、脊髄、消火器の異常や障害、頚椎変形、高血圧、眼精疲労、心臓疾患などでも肩こりが出現することがありますから注意が必要です。

< 治療 >
まず、日常の悪い姿勢を直すことが大切ですから、いつもの自分の姿勢を意識して、背すじをしっかり伸ばすことを習慣づけます。簡単に姿勢をチェックするには、壁に背中をつけて立ち、頭からかかとまでが壁にぴったりとつくようにします。また、疲労をとるための上半身のストレッチ運動も、肩こりに効果的です。

運動器ひとくちコラム

●運動器の仕組みと働き【骨】
人の骨格は約200個もの骨からできています。骨の基礎となる骨基質はタンパク質と糖類の化合物で、これにカルシウムとリンが化合したリン酸カルシウムが沈着して骨を硬くしています。骨は形によって頭蓋骨や肩甲骨のように平らな「偏平骨」と、上腕骨のような長くて管のようになった「長管骨」、手首の手根骨のように短い「短骨」に分けられます。骨の外側をつくっている硬い層を骨皮質といい、骨の内腔につまっている組織を骨髄といいます。骨の規則的な並びを骨格と呼びます。頭蓋骨、肋骨、骨盤などは脳や内臓を保護しています。上肢(腕)と下肢(足)の骨格には、いろいろな動作をする運動器の役割があります。骨はカルシウムやリン酸塩を貯蔵し、血液中にこれらの栄養素が不足してくるとそれを補う働きがあります。また、骨髄では赤血球や血小板などの血液細胞のほか病原菌に対抗する抗体もつくられています。

2022年10月14日

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